東京東病院 江戸川区|消化器外科 内視鏡外科|がん 腹腔鏡手術など高度消化器医療について

東京東病院(TOKYO EAST HOSPITAL)/内視鏡検査、消化器医療に特化した医療施設です。

電話 03-5636-3030 お気軽にお問い合せください。

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東京東病院の高度消化器医療について

内視鏡による早期発見、早期治療

苦痛や負担の少ない検査

180x140_01.jpg 消化器医療については内視鏡による早期発見、早期治療を目指しております。
 入院検査が必要な方、すでに入院治療を受けている方の内視鏡検査は東京東病院で行い、それ以外の方の内視鏡検査は菊地外科胃腸科で行っております。
 内視鏡検査につきましてはできるだけ患者さまのご負担を軽減するよう、スムーズな検査を第一に心がけています。胃カメラについては、のどの反射を軽くする工夫として、のどの麻酔の量を調節したり、鎮静剤を使ったり、なるべく刺激を与えないように胃カメラを通すといった方法を試みています。
 カメラも日々進歩しており、NBI内視鏡という苦い染色液を使わず診断できるカメラも利用しています。
 検査時間についても、診るべきところはきちんと診ますが、なるべく検査時間を軽減するようにいつも心掛けています。
 患者さまがつらさを感じるのは、カメラがのどに入るときと、カメラが胃を通り過ぎて十二指腸に入るところです。そうした要所要所できちんと声をかけて、なるべく気を紛らわせるようにしながら検査を行っています。なるべく患者さまの気持ちを分散させることが大切なのです。
 大腸カメラ検査についても、拡大鏡のついた、染色液を使う必要のない最新式のもの使用し、内視鏡をなるべくループさせず、直線的に挿入して腸を伸ばさない「軸保持短縮法」を使って苦痛の少ない検査を行っています。

開腹せずにがんを直す内視鏡手術

180x140_03.jpg 早期の胃がん、大腸がんにつきましては、ふつうは腹腔鏡手術や開腹手術をしなければならない症例でも、当院では内視鏡によるESD手術(粘膜下剥離切開術)で治療することが可能です(江戸川区内唯一)。胃ポリープ、胃腺腫、胃癌(粘膜層に限局しているもの)などです。大腸でも同様に、大腸ポリープ、 粘膜層に限局した大腸がんなどが内視鏡で切除できます。
 ESD手術では、従来の手法ではとりきれずに手術になっていた、範囲の広い早期がんを、内視鏡によって安全かつ1つのブロックとして切除でき、より正確な病理診断が可能になりました。一般的な外科開復手術に比べ、所要時間も短く(通常1時間以内)、全身麻酔も必要ないので患者さんへの負担が軽くすみます。
 現在の大腸がん治療のガイドラインにのっとった、患者さんの負担がとても低い低侵襲の治療です。次の日から食事がとれるようになり、手術後4日間程度で社会復帰できる医療をご提供できることは当院の大きな特徴です。
 なお他の医療機関の検査で大腸の早期がんを発見し、当院で内視鏡によるESD手術を希望される患者さまの場合は、お送りいただいた画像だけで確定診断ができる場合は別ですが、もう一度当院において内視鏡による検査を受けていただき、評価する必要があります。

ほとんど傷跡が残らない腹腔鏡手術

180x140_02.jpg また内視鏡手術の適用でない大腸がんの場合でも、当院では最新の腹腔鏡手術が可能です。
 腹腔鏡手術は、腹壁に数ヵ所小さな穴を開けて、腹腔鏡と電気メスなどを入れてモニター画像を見ながらがんを切除します。開腹手術に比べて、傷が小さく出血も少ないうえ、周りの他の臓器が外部の空気にふれなくてすむというメリットがあります。
 盲腸の手術であればほとんど傷跡が残りませんし、胆石であれば1.5センチ程度、ふつうの胃がんや大腸がんの手術であれば、小さな穴が空いてる程度しか傷が残りません。したがって開腹手術に比べると格段に回復が早いというメリットがあります。
 さらに進行したがんについては開腹手術も行っております。人的なつながりがある築地のがんセンターや癌研有明、墨東病院、順天堂病院などから直接、患者さまの手術を依頼されることも少なくありません。またがんセンターの先生が患者さんを連れて来られて、東京東病院で手術を行うといった共同利用のケースもあります。そうした医療連携は今後もますます進めていくつもりです。

通院で化学療法が受けられます

180x140_04.jpg 通院で化学療法が受けられるように、外来処置室にリクライニングチェアーを設置しております。これまで化学療法は主に入院して施行されることが多いのが現状でしたが、支持療法(副作用に対する対策)などの進歩に伴い、現在では投与するお薬の量や種類によっては十分安全に外来で施行できるようになりました。患者さまの自宅での生活や仕事を継続し、生活の質を維持しながら外来で治療を継続することが目的です。


緩和ケアについてもご相談ください

 当院は、治癒をめざした治療が困難な状態にある患者さまと、そのご家族に対しまして、緩和ケアにも力を入れています。他の病院でがん手術を行い、化学療法や放射線治療を行って、家庭に帰ることができなくなっているような患者さまを積極的に受け入れています。身体的な苦痛だけでなく、精神的苦痛をも軽減し、患者さまとご家族が、残された大切な時間を有意義かつ快適に過ごしていただけるようにお手伝いいたします。

 消化器分野に限れば(合併症などがなければ)、大学病院やがんセンターレベルの高度医療がご提供できますから、症例に合わせて患者さまにとって負担の少ないベストの治療方法を選択でき、しかも迅速に検査や手術ができるというのが当院の最大の特徴なのです。